方術の玉手箱其の八十九が出来ました。後編

過敏性腸症候群への漢方アプローチ 過敏性腸症候群や強迫障害(強迫観念・潔癖症)などはストレスからくる精神疾患と考えられますが、嘔吐・下痢・便秘などの消化管の異常が強ければ「脾不統血=脾臓が赤血球中の血小板に含まれるセロトニンを処理する能力の低下」と見て「本治法ほんちほう」として、脾を補う治方を用います。患者の赤血球数・血小板値・アルブ…
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方術の玉手箱其の八十九が出来ました。前篇

五行の土と脾臓 五行の土は稼穡と云って「万物は土から生まれて、死んで土に帰す」と云う「生と死」の相反する二面性を有しております。また五行の土は五臓の脾に配当され、「脾は血を裹つつむを主どり五臓を温め意を蔵す(難経なんぎょう四十二難)」や脾の統血作用(機能が低下した古い血を破壊して再生して新しい血を作り出す作用)など血液の生理機能を維持…
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方術の玉手箱其の八十七が出来ました。前篇

人間の魅力と器量 人間の魅力とは周囲の人を引きつける力(引力)です。五行の土=五常の信です。五行の木・火・土・金・水が五常の仁・礼・信・義・智に配当されます。信とは信頼・信用で、信の徳を身に着けているので人から頼られ、信頼・信用されます。これが魅力(吸引力=五行の土)となって人が集まってきます。 器量きりょうとは器うつわと量はかりり…
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方術の玉手箱其の八十六が出来ました。後編

加齢臭と高貴薬 中年を過ぎて焼き肉やラーメンなどの下衆(ゲス)な食べ物を食べ続けていると、 体の皮脂腺から下衆(ゲス)な脂肪臭が排泄され、これに腐敗菌やタバコ臭が折り雑ぜ合って強烈な加齢臭が染み込みます。 平安時代の小説に「源氏物語」がありますが、主人公は光源氏ですが、 話の後半に入ると、その子供の薫の君(かおる…
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方術の玉手箱其の八十六が出来ました。前篇

人間の魅力と五德 魅力とは人を引き付ける目に見えない力です。他人の心を魅了して引き付ける為「求引力」とか「求心力」とも呼ばれております。 生まれたばかりの赤ちゃんは、母親の腕に抱かれて乳を啜り安心してスヤスヤ眠ります。 おなかが空いたり排便の時にはオギャァと泣きます。自力では食べることも歩くことも出来ません。 で…
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方術の玉手箱其の八十五が出来ました。後編

巣ごもりによる呼吸力・筋力低下の漢方療法 コロナ・コロナで巣ごもりりが続くと閉塞した生活になります。アパート・マンションでの一人暮らしなどは孤独でふさぎこみ会話する相手もいないために、肺鬱となります。テレビばかり見ていると暗いニュースで心がすさんできます。話し相手がいないので虚無感や無力感、将来への不安で悲しくなってきます。そうなると…
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方術の玉手箱其の八十五が出来ました。前篇

新型コロナウィルス禍と鬱病 新型コロナウィルスのパンデミックから足掛け3年目となりました。ウィズ・コロナ、ニューノーマル、巣ごもり、ソーシャル・ディスタンス、三密回避などの言葉が定着してきました。其れと共に、芸術や文化、スポーツなど華やかな事柄が鳴りをひそめ、会合や商談などもオンライン化のコミニュケーションとなりました。人と人との接触…
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方術の玉手箱其の八十四が出来ました。後編

新型コロナウィルスとの対処法 新型コロナウィルスは指定感染症なので入院治療が原則ですが入院調整などの自宅療養者は薬も無く経過観察のみ、なので酷い症状にも我慢して耐え忍ばなければなりません。このような時の漢方のサポートは、西洋医学のように「ウィルスを直接叩く」のではなく「邪気を体外へ追い出す」「衰弱した五臓を補う」「倦怠・発熱・咳・呼吸…
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方術の玉手箱其の八十四が出来ました。前篇

令和三年 辛丑 水運不及の運気 令和三年の干支は辛丑の「水運不及すいうんふきゅう」です。水運不及の年は、五行の相剋の理で「土剋水どこくすい」に当たる土の作用が強大になり、土気である湿気が勝まさってのさばり、夏の成長作用が抑制されることなく行われ、夏の土用の化成作用が急速にされます。また、熱い雨がしばしば降ります。このとき天空では土星の…
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方術の玉手箱其の八十三が出来ました。後編

亀鹿二仙膏の現代への応用 昔時むかしと異なり科学技術が進歩する事で、医療も麻酔・手術、放射線、抗生物質、抗がん剤などの登場で、命を救える範囲が広がりましたがその反面、副作用による生体へのダメージも酷ひどく、予後が悪くなったり老化が促進されるリスクが増えました。放射線治療を受けた人は電子レンジで焼かれるように、組織や細胞の内部まで熱が回…
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方術の玉手箱其の八十三が出来ました。前篇

人の成長と老化による陰陽の気の虚損 人の成長は、生まれたての赤ん坊の肌は、みずみずしくプルプルで体温も高めですが、老人になると骨や体もガタガタで肌はカサカサになり体温も下がってきます。これが老化でカサカサは保水力の低下で陰虚といい、体温の低下は自発熱産生能力の低下で陽虚と云います。この陰虚と陽虚が合わさって進行することで加齢が進み、死…
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方術の玉手箱其の八十二が出来ました。後編

冬の土用にご用心 立春前18日間が冬の土用の期間です。 五行の水(冬)が五行の土(土用)に剋されるので、五藏の腎や五体の骨(髄)が弱められます。 透析の患者さんやアトピーでステロイドを常用している人、 血圧で降圧利尿薬を常用している人、手術をされた人などは、厳冬の寒気で腎が冷えて症状が悪化します。 特に手術…
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方術の玉手箱其の八十二が出来ました。前篇

迎春行事と犬の磔はりつけ 古代中国では春を迎える為の迎春行事として、冬の終わりの月である、 季冬きとうに城門の全周(図128)に「犬の磔はりつけ」をして、春の木気がスムーズに東方からやって来れるように 呪まじないを執とり行いました。これを怠おこたると、春(五行の木)になって作物の芽(生)が出ても 西(五行の金)か…
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方術の玉手箱其の八十一が出来ました。後編

止血の漢方療法 1. 60歳代女性、透析患者で抗血小板薬のプラビックスと睡眠藥のドラールを服用。口内を噛んでしまって出血が止まらなくなってしまった。田七人参の粉末を患部に付けて残りを飲んだら出血が止まりました。1か月服用したら血小板の検査値が9.6から12.2に上がりました。 2. 80歳代女性、脳出血の既往歴があり、パナルジンを数…
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方術の玉手箱其の八十一が出来ました。前篇。

血液サラサラの薬で血が止まらなくなる恐怖 現代の医療では「血液サラサラの薬」が幅広く使われております。一般的には「血液をサラサラにしてキレイにさせるクスリ」といった認識がなされておりますが、「血液サラサラ」というのはキラキラネームでその正体は血小板の凝固を抑制する抗血小板薬です。抗血小板薬にはアスピリン、プラビックス、パナルジン、プレ…
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方術の玉手箱其の八十が出来ました。後編

横紋筋融解症の漢方の対処法 スタチン系薬剤を服用している人には必ず横紋筋融解症が発現していないかチェックします。身体の内部の骨格筋は異常が出ているかどうかが外からは見えないので、患者の訴えから想像します。背骨を支える筋肉が弱くなるので腰が曲がりやすくなります、筋肉が細くなり、腕の筋肉がコケル、腕の力が無くなるので茶碗を落としてしまう、…
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方術の玉手箱其の八十が出来ました。前篇

コレステロールの薬で筋肉が溶けてゆく副作用の恐怖 コレステロールが高いと、ビタミン剤を処方するよう簡単にメバロチンやリピトールなどの高コレステロール血症治療薬が処方されますが、実はある奇妙な副作用を抱えております。その一つが「横紋筋融解症」と呼ばれる深刻な副作用です。横紋筋融解症は,筋肉をつくっている骨格筋細胞に融解や壊死が起こり筋肉…
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方術の玉手箱其の七十九が出来ました。後編

肺と皮毛ひもうと六淫りくいん 天の六気(暑・湿・火・燥・寒・風)が人に害を為せば、暑邪・湿邪・火邪・燥邪・寒邪・風邪の六淫となります。 五藏は、肝・心・脾・肺・腎とあり、五體は、筋・血脈・肌肉・皮毛・骨とあります、この中で外界に接して外界の温度・気圧・湿度を感じているのが五臓の肺と五體の皮毛です(図123)。その為、この六淫…
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方術の玉手箱其の七十九が出来ました。前篇

異常干支とパラダイムシフト 令和2年の干支は庚子の金運太過です。干支の庚子は異常干支と呼ばれ、 今まで考えられなかった大きな変化(パラダイムシフト)が起こります。 かのえ・庚こうは更こうに通じ、令和3年の、かのと・辛しんは新しんに通じます。 つまり更あらたまり新あたらしくなる革命的変革のパラダイムシフトが2年かけ…
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方術の玉手箱其の七十八が出来ました。後編

桃は不老長寿の薬になり仙人が食べるものという事で「仙果」と呼ばれていました。古事記ではイザナギノミコトが亡くなった妻が忘れらずに黄泉の国まで行って怖ろしい化け物に変身した妻を見て驚いて逃げて黄泉の国の亡者に追われた時に桃の実3個を投げつけて亡者を退散させ、この世に帰ってこれました。 また京都にある陰陽師・安倍晴明の「清明神社」には厄除…
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